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親切で部下思いのリーダーが良いリーダーとは限らない

sidou

親切で部下思いの社長、上司が必ずしも優秀なリーダーとは限りません。
僕は、リーダーの役割で重要なのは自分がいなくても「自分たちで」課題を発見し力を合わせ解決できる集団を育てることだと考えています。

それを阻害するのが親切だったりするんですね。

今日は、僕が主宰する夢新聞の事例で自律型組織を創るために社長が心得るべきコミュニケーションについて書きますね。

優れた集団は上司に頼らず自分たちで課題を解決できる

 

もし、あなたに中学生のお子さんがいて、担任の先生がこんな方だったらいかがでしょうか?
「生徒思いで親切。生徒が分からないことは、分かるまでマンツーマンで指導してくれる。分からないで困っている生徒がいないか常に意識を向け、発見したらすぐに駆け寄ってくれる」

理想的だと思うでしょ?

僕はそう思いません。
なぜなら、生徒たちはその先生がいなくなったら自力で成長できなくなる危険性があるからです。
どんな環境でも自分たちで課題を発見し解決できる力を付けさせる必要があると思います。
だって、それを社会が求める時代だから。

夢新聞はアクティブラーニングといって、自分たちで課題を解決する手法を取り入れています。
具体的には講師が教えるのではなく自分たちで教え合い、学び合うようにします。
「クラス全員が制限時間までに夢新聞を完成されること」…これが全員に課せられるミッションです。

その方法は全て子どもたちに任せます。

そうすると、子どもたちの中から自発的に動く人が出ます。
例えば、困っている友だちがいないかチェックしたり、時間の経過をみんなに教えたり、書けていない子を教えたり手伝ったり、あるいは積極的にヘルプを求める子もいます。
最初にそういう動きを見せる子は少数ですが、その行動が全体に伝染していきます。

これが自分たちで課題を解決できる優れた集団です。

自分がいなくても自分たちで課題を発見し解決できる力を育てる

 

以前に夢新聞で出会った、30代前半の男性教諭はとても情熱的で志の高い方でした。
しかし、彼のある行動で出来上がりつつある自律的な動きが一瞬で消えてしまいました。

何があったのか?

伝染が始まって間もなく、先生が困っている生徒に指導してしまったのです。
その瞬間です。他の生徒が「分からなかったら先生に聞けばいい」と学習して、次から次へと「先生、質問です!」という声が上がりました。

先生は、その子のところに飛んでいき親切に教えます。
すごく誠実な方で、座って子どもと目線を合わせ指導していました。
書き方が間違っている生徒を見つけると「違うぞ」と指摘してあげる。
時々「残り30分だ。頑張れ」と励ます。

とても素晴らしい先生なのですが、こと「自律的に学び成長する集団を育てる」という意味においては違うのです。

自分がいなくても自分たちで課題を発見し解決できる力を育てることが、今、そしてこれからの時代には必要だと考えます。

「良い社長、良い上司」…理想像が変わってくると考えます。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしくださいね!

また明日。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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