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管理を強化すると、さらに強化せざるを得ない状況になる

K-VTQUXp

社員がサボらないように管理を強化する社長・マネージャーがいますが、とても不毛なことだと思っています。
百害あって一利なし、とは言いませんが、逆効果だと考えています。

なぜなら、管理を強化すると社員は「自分は信頼されていない」と感じ、自発的な行動意欲を失ってしまうから。

もし、自社に規則が増えているとしたら、今のうちに手を打った方が良いと考えます。

管理を強化してもダメ、野放しにしてもダメ

いまだに規則が厳しい高校があります。
僕の住む地域にもあり、服装は勿論ですが、前髪、襟足の長さまで「◯◯cm以下」と決められているそうです。
細かいですね〜
多分、僕だったら退学になるかも(笑)

素朴な疑問ですが、なぜ管理を強化するのでしょうか?
それは「上から管理しないと、ちゃんとできない」と思っているからに他なりません。
では、生徒が「それはありがたい。僕たち、先生に管理されないとできないので助かります」なんて言うか?という話です。

おそらく従順に従うか、反抗するか、バレないように上手くやるか、生徒の行動は決まってくると思います。

ただし、ただ野放しにするのは危険です。
実は、僕の母校(高校)は自由な校風で知られていて、それが気に入り選びました。
ところが、入ってみると自由ではなく、単なる「好き勝手状態」だった(笑)

一定数の生徒が好き勝手のなると全体の収集がつかなくなるんですね。

管理を強化してもダメ。
野放しにしてもダメ。

本当の自由を創り出す必要があるのです。
その要諦は、自ら考える風土にあります。

抽象的な行動指針が社員の分別を育てる

ウチの息子、娘が通う高校は規則がないに等しいのですが、生徒がみんな自由と好き勝手の分別をつけています。

その要因を、僕は入学式で知りました。
先生、みんなが口をそろえて在校生を誇る発言をするのです。
「みなさんの先輩は、とても誠実で、先輩風を吹かせることはしないですよ」
「みんなとてもガッツがあり、ちょっとやそっとじゃメゲないです」

本当にそうなのでしょう。
でも、そう口にするから「そうなる」という効果もあります。
卵が先か鶏が先か?って話ですが、少なくとも、そう口にすることで、生徒は信頼されていると感じ、それに答えようとするはずです。

あと、オリエンテーションでこんな事を言われたそうです。
「規則は非常に緩いが、1人1人が自由と好き勝手の区別をつけなさい。『校則に書いていません』なんて子どもみたいなことは言わないように」と。

息子の高校には創設者が打ち立てた三大理念があります。
「質実剛健であれ」「大道を闊歩せよ」「弱音を吐くな」
とても抽象的なのですが、それ故に考える余地があり、考えるから行動を自律できる。

企業に話を移しますね。
細かな行動規範を、社長・マネージャーが一方的に作り、押し付けるのは意味がありません。
自分たちで考えるように抽象的な指針、しかも普遍的な人の生き方を説くものが必要だと考えます。

「その人だからできることを、自らの意思で考え行動し、たくさんの『ありがとう』をいただける人になる」

これが弊社の指針です。

その先は自分で考えてもらっています。

できると信頼して任せる。
度を越した好き勝手な社員がいたら「好き勝手な人が増えたら、管理を強化されても仕方ないね」と伝える。

相手を一人前として見ると言うのは、優しくもあり厳しい考え方なのです。

やっぱ自由が良いですよね〜!

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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