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賃金や出世が動機にならない時代、何がヤル気に火をつけるのか?

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貧乏はイヤだけど、自分の生活を犠牲にしてまで出世を望まない人が増えています。
「24時間戦えますか?」なんて言っていた時代が懐かしいですね(笑)

これは企業にとって大問題で、なにで動機づけ(やる気にさせる)すれば良いか悩むことろです。
今日は、僕が主宰する夢新聞の事例から、現代人が意義を感じる働き方について書きたいと思います。

もう賃金や出世で釣ってもやる気にならない時代になった

夢新聞とは、未来の日付の新聞をつくるワークショップです。
自分の夢が実現し、その活躍を伝える未来に出される新聞を今日書こう!というもの。
未来の出来事ですが、記事はすべて完了形で書きます。
面白そうでしょ?

この活動の狙いは自分の内面と対話することです。
どんなことにワクワクするのか?
自分の個性、特性、才能とは?

夢を叶えるために書くものではありません。

今日までに4500人以上の方が参加してくれましたが、彼らの夢から気付く事があります。
印象的だったのは、アジアの途上国から来た留学生の夢新聞です。
日本の子ども達に比べ「社長になった」という夢が多いのです。
でも「何の会社なの?」と聞いても答えられないのです。
とにかく社長になってお金持ちになることを目標にしています。

これを専門用語で「Having」の欲求…物質的な豊かさの欲求です。

対し、日本には「Having」の欲求を持つ子どもはとても少ない。
「何をやるか」に重点が置かれています。
パティシエとかパイロットとかね。

これを「Doing」の欲求と言います。

子どもでは少ないのですが、さらに進んだ欲求を持つ人もいます。
それは自分に出来ることで人に喜ばれることに意義を感じる世界です。
彼らの夢は職業ではなく、自分の生き方、個性や特性を活かし人の役に立つカタチを模索するものです。

「Being」と言います。
自己実現の欲求です。

多くの人が出世で釣られないのも頷けますよね?

進化した欲求に合った環境が必要だと考えます。

「幸せの創造」を目指す会社には、それをしたい人が集まる

社員は会社のために仕事をしているわけではありません。
自分の「Having」「Doing」「Being」を満たすために仕事をしています。
そんな事を社員に聞いても正直に答えてくてないけどね(笑)
でも、それが真の動機だから、それを確認することはとても重要だと考えます。

それをしないと「仕事は我慢してやるもの」に陥りがちで、その状態から自発性の発揮は難しい。

「Having」は仕事の成果から直接的に得られるものだから、会社と利害が一致しています。
でも、それ以外は工夫をしないと一致しません。

もし会社がみんなの憧れの職業だったら社員さんの「Doing」は満たされていると思います。
でも、そういうケースは稀だと思います。

ウチなんか新聞屋さんだし(笑)

でも、新聞屋だって「目指すもの」次第では憧れの職業になれるのです。
新聞を仕入れて売るという業態から、地位域密着の特性を活かし、面白い地域づくりを事業目的にすると人気の企業になれます。
弊社の取り組みを紹介した記事はこちら。
「求人で人が集まる会社は、社員の魅力的な姿を日頃から発信している」

大切な視点は「モノ」ではなく「人」に目を向けることだと考えます。
モノを作って売る、仕入れて売るという視点から、幸せの創造へ視点を転換する。

それが現在人の欲求とマッチし、仕事の報酬が仕事の行為そのものから得られるようになります。

もう、ニンジンをぶら下げなくてもOK!というわけ。

「Having」の視点で商売をしていたら、お客様からも社員からも魅力を感じない会社になってしまう。
それが僕の所感です。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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