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企業が新しい挑戦をする前にチェックする2つのポイント

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先日、ある会社の社員さんと話をしていて「すごく忙しい」と話していました。
作業がてんこ盛りにある上に、新しい仕事が舞い込んできて大変だという話です。

聞いてみると本当に大変なんですね。

雑務に忙しいと創造的な仕事はできなくなります。
「これ以上忙しくなったら…」と恐怖を感じていては果敢な挑戦はできない。

何か新しい事業・企画に打って出るときは、まずは仕事のリストラが必要だと考えています。

「いっぱいいっぱい」では創造的な仕事はできない

商売はシンプルに考えたほうが良いと思います。
「価値を創造する」「それに関心がある人と繋がり人間関係を創る」「売る」「既存客を大切にする」「繰り返し買っていただく」

僕はこれを「顧客のための仕事」と呼んでいます。

そこに、それをまわす上で発生するオペレーション関連の業務が加わるわけです。

で、小さな会社の場合、オペレーション業務を正社員がやっているケースが多い。
「社長が頭脳で、社員が手足」そんな構図ね。
これまでの成長期はそれで良かったと思います。

ところが、商品や企業に差異がない時代になり、お客様に選ばれるためには、あらゆる現場で創造性が求められるようになった。

通常の業務に加え、それを求められるようになると「いっぱいいっぱい」になっちゃうのは当然です。

しかも、新しい仕事を上からの指示で降ろされると、社員は毎日が仕事との戦いになりクリエイティブどころではなくなる。

結構、こういう状態の会社って多いと思います。

だから仕事のリストラが必要なのです。

仕事のリストラと移譲で、正社員を暇にする

リストラの手順は次の3つです。
まずは、オペレーション業務でも顧客のための業務でもない仕事を一切やめてしまう。
利につながらない、単に社長や上司が納得するだけの仕事です。

まずは「報告書」
上司が部下の仕事を管理するための報告書は即刻中止です(笑)
要するに「ちゃんとサボらず仕事をやっているか」チェックするものです。
ごまかしが効かないように事細かな報告を義務付けているケースが多いのですが、ムダです。
上司が納得するだけです。

「何をやっているか?」と「上手く行っているか、そうでないか?」が分かれば良い。
ウチは口頭でやっています。

あと「細かな議事録」
誰がどんな発言をしたかまで事細かく記録している議事録を見たことがありますが、不要です。「何を話し合って、誰が何をやるか?」が分かればいい。

次に「何に使われるか分からないインプット業務」
ウチにもこれが多くありました。
顧客管理ソフトに、お客様との色んな出来事を入力していましたが、結局使わない(笑)
「カルテ」なんてカッコつけた言い方をしていましたが、医者のカルテに「最近、飼っている犬が子どもを産んだ」んなんて情報が要らないのと同じです(笑)
即刻中止です。

こうした業務、実は結構あるはずです。
即刻中止。

その上で、オペレーション業務はパートさんに移譲します。
パートさんだって忙しいですが、ムダな業務を減らせばその分の仕事はできます。
そして、その分、正社員の手が空きます。

これを本当に徹底すると、社員は何もすることがなくなります(笑)
だから未来を創る仕事に専念できるのです。

また、社員数が少なくて済む場合も多い。
その場合、定年退職などを機に体制を見直します。

クリエイティブな人材は、作業に忙殺される会社に入ってきませんから、採用が飛躍的に改善します。

創造性は遊びに近い感性から生まれます。
毎日が「いっぱいいっぱい」では発揮されません。

みんなが1週間くらい旅行に行けるような体制を創りたいですね!

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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