*

もうお客様を攻略するという発想は通用しない

毎年この時期、僕は地元幼稚園の卒園映像をつくるボランティアをやっています。

子どもの人生に最も影響をおよぼす3年間、その思い出を素敵に演出できることが嬉しい。
いつまで続けられるか分かりませんが、出来る限りがんばりたいです。

さて、幼稚園の保護者の方と打ち合わせをしていて、面白いものを紹介してくれました。
ベネッセってあるでしょ?
「こどもチャレンジ」で有名な教材の会社ね。

幼稚園役員の方に聞いたら、「こどもチャレンジはみんなやっている」とのこと。
「みんな」ってどの程度なのか分かりませんが、ざっくり「みんな」と言えるくらい普及しているんですね。
人が購買を決める理由で一番多いのは「みんながやっている」です。
目新しいものに飛びつくチャレンジャーは全体の5%ほどだと言われています。

だから、みんながやっているという状態を確立すると、ものすごく強いわけです。

こどもチャレンジがその状態。

今はどうだか分かりませんが、ウチの子どもが小さかった時はベネッセからDMが届きました。
「どこで調べたんじゃい?」って感じですが、名簿会社から入手しているのです。

同社は昨年、顧客リスト流出の問題で世間から叩かれました。
それがあってかどうかは分かりませんが、多分、マーケティングの発想を変えたのではないかと思います。

それが保護者の方が教えてくれたこれです。

IMG_8897

これ、すごく気の利いたサービスなんです。

卒園式、卒業式って謝恩会がありますよね?
通常、PTAが企画をしますが、みんなどの様に運営していいか分かりません。
そこで同社では運営マニュアルなるものを希望者に無料で配っているのです。

売り込む営業が限界に来ている時代です。

お客様を攻略する発想はもはや通用しない。

売る前にやるべきことがある。
それは好感を持ってもらうことです。

まずはギブが必要。
しかも相手が望むことを。

攻略の匂いが強い、ダイレクト・マーケティングの会社がこういう活動を始めたというのは時代の変化を感じさせますね。

さて、これから、幼稚園の役員と打ち合わせです。

どんな映像になるか楽しみです。

それでは素敵な週末をお過ごしください!

 

 

 

The following two tabs change content below.
米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存
  • LINEで送る
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知をメールで受け取ることができます。

読者登録はコチラ

文字サイズの変更

標準 拡大
  • twitter
  • facebook
  • google
  • feedly
  • livedoor
  • rss
人の心に響く言葉を使うリーダーは、どんな言葉を選んでいるのか?

組織開発とリーダーが使う言葉には大きな相関関係があると思います。 元気

上司が教えなくても自分で勝手に答えを見つける質問術

「大切なことは何度も言う」「口酸っぱく伝える」…社長、上司が一生懸命な

「実現したい!」と思う経営計画書にしたければ物語を盛り込むべし

組織が活性化しない原因は、社員が悪いわけでも人材育成のやり方に問題があ

社員は心から職場を「安全な場」と思って働いているか?

人間は恐怖を感じると自分の身を守ることに集中しますよね? 本能だから当

任せるから育つのか? 育ったから任せることができるのか?

「早く社員に任せたいが、まだ社員に自発性が育っていないから任せられない