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社員のヤル気と自発性が高まる給与の出し方

150602

賃金の出し方によって社員のヤル気と自発性は高まることもあれば、破壊されてしまうこともあります。

今日は、ヤル気と自発性が育つ賃金の出し方について、僕の失敗経験を添えて書きますね。

賃金で釣ると社員の自発性と創造性は破壊される

間違った出し方とは「お駄賃」のように出すことです。
つまり「してくれたら、払うよ」というスタンスです。
ニンジンをぶら下げて走らせる感じね(笑)
これは社長や上司に支配権があります。
この場合、社員に「給料は誰にもらっていますか?」と訊くと「社長です」と答えます。

なので、社員の意識は社長に評価されることに偏る危険性があります。
自分軸で行動できなくなる…つまり自発性が阻害されてしまうのです。

お駄賃でも走るのですが、いかんせん思考が短絡化するし、意識がお駄賃に奪われるから創造的な思考ができなくなります。
この件に関しての詳細はこの記事を読んでね。
「社員の自律性が高まる環境づくりに必要な2つの要件」

お駄賃の場合、単純作業には有効ですがクリエイティブな仕事では逆効果になります。

僕は今から15年ほど前に、徹底的にニンジンで釣ったことがありましたが、思考が短絡化し、お客様との関係づくりなど、本当に大切な長期視点が破壊されてしまいました。
また、僕に評価されることしかしなくなりました。

コントロールではない賃金の出し方が必要だと気付いたのです。

賃金を社長の武器にしない姿勢が社員を育てる

さて、ヤル気と自発性を高める賃金の出し方は「おひねり」だと考えています。
おひねりって芸人の世界のアレです。
素晴らしい芸を披露した時に、お客様から「ブラボー!!」と飛んでくるお金ね。

この考え方が浸透している企業では、社員に「給料は誰にもらっていますか?」と訊くと「お客様です」と答えます。
お客様からのおひねりを分配しているという認識です。

賃金が、社長のコントロールの道具になっていないのです。

これは、社員を一人前の大人として見なければできません。
一人前と言うのは、自分で決めて行動したことに対し、結果を自分で受け入れるということです。
結果を自分で受け入れるためには、客観的なフィードバックが必要ですよね。
それが決算書の公開です。

決算書はお客様からいただいた「通知票」です。
その客観的なフィードバックを見える化した上で、賃金を決めることが大切だと考えます。
具体的には売上総利益…粗利益のおよそ◯◯%が社員の賃金だというルールを決めます。

社員の意識がお客様からの「おひねり」を増やすことに向くんですね。

さらに、最終経常利益が十分に出た場合、銀行への返済金などを確保した上で、特別賞与として出すことも大切だと思います。
その方が経費を大切に使うようになりますからね。

大枠を決めた上で、社員が従事している業務の難易度や責任の重さ、さらに上げた成果に応じて再分配する仕組みを作ります。
詳しく書ききれないので割愛しますが…

よく「儲かったら還元する」と言う社長がいますが、どれだけ儲かったらどれだけ賃金に反映されるのかを明確にしないのは、社員を子ども扱いしています。

賃金を社長の武器として見ない。
支配権を手放すことが自立した社員を育てることになると考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしくださいね!

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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