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指示ゼロ経営は「するもの」ではく「なるもの」

先日、僕の地元で指示ゼロ経営の勉強会がありました。
全国津々浦々から来てくれて、すごく楽しい時間を過ごしました。

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僕は、指示ゼロ経営のセミナーで必ず確認する事があります。
そもそも「何で自律型経営が必要なの?」ということです。

多くの社長が指示・命令をしなくても社員が自ら考え行動することを望みます。
でも、改めて「何で?」と問われると明確に答えられないことが多い。

今日は、僕が15年間、実践・研究した経験から「何で?」について考えたいと思います。

指示ゼロ経営の効果は創造性の発揮にある

指示ゼロ経営の効果は、自ら判断し考え、行動することで創造性がバツグンに発揮されることです。
指示・命令で動かされるよりも、自分でやった方が何倍も仕事は面白くなりますよね?
愉しさと学習効果は比例します。
創造性の同じくです。

商品・サービス開発も接客も、お客様は画一的なものでは満足しない時代になりました。
モノに満たされた一方でより高度なもの・心の豊かさを求めるようになった。
目に見えないものを提供するのだから、そりゃ高度なわけですよ。
マニュアル通りでは立ち行きません。
自ら感じ、考え、判断し行動することでしか実現しない世界ですよね。

例えば、先日の勉強会でこんなことがありました。
10名の参加者を最寄りも駅までお迎えに行くことになりました。
先日の夜にトンデモないことに気づきました。

僕のクルマの定員はマックス7名。
乗りきれんじゃん(笑)

そこで、急遽、弊社No.2の優さんに電話。
運良く、その日は空いていてクルマ2台で行くことに。
一安心です。

ところが翌日、宮原という女性スタッフもクルマを出すと言い出しました。
僕は「そんなに大勢で行っても意味ないじゃん」と思ったのですが、そこには理由があったんです。

参加者は、北は宮城県、南は大分県です。

「きっと荷物が多いから、1台それ専用のクルマを用意した方がいい」

これが自分で考える習慣のある人の仕事です。
あ、ちょっと自慢でした(笑)

指示ゼロ経営の目的は人生を豊かなものにすることにある

さて、創造性が最高に発揮される指示ゼロ経営ですが、それは創ろうと思ってできるものではありません。
気がついたら「そうなっていた」という世界です。

別の例で例えますね。
スポーツをやっていた方なら経験があると思いますが、絶好調のコンディションってなかなか意図して作れないですよね?

「どうすれば、あの時のような絶好調ができるか?」と考えたら出来ない。
勝つことに執念を燃やすとそうならないのです。
「あいつさえもっと頑張れば」と他人にせいにしたらならない。

ディープに愉しんでいたら「なっていた」って感じですよね?

しようと思ってできるのではなく「なるもの」

では、どうすればなるかと言えば「社員みんなが望む目的に向かい、1人1人が個性を発揮して仕事を愉しむこと」だと考えています。

ポイントは3つ。
「みんなが望む」と「個性の発揮」と「愉しむ」

多くの場合、売上目標は社員にとって「したい」ではなく「せねばならない」です。
みんなが望む目的って何でしょうか?

個性が発揮できるということは画一的な管理に縛られていないことです。
自分で決める仕組みはあるでしょうか?

そして「愉しむ」ですが、これが指示ゼロ経営の目的です。
え!?究極の目的は業績向上じゃないの?と思うかもしれませんが、そうではありません。
業績はそういう状態になった時に「ついてくるもの」と考えています。

そして、愉しむことが、実は社員みんなが望む共通の目的になることが多いと考えます。

ああ、もう禅問答みたいね(笑)

でも、だからこそ「なるもの」なんです。
混乱してますか?(笑)

何のために仕事をしているのか?
業績・数値を最大化するためでしょうか?

僕はそうは思いません。
業績向上も自分たちが力を合わせた結果手に入る楽しみの1つだと捉えています。

自律型経営は、その目的を「豊かな人生の創造」に設定した時になるもの、人生は未来にあるのではなく「今、ここ」にある。
僕の所見はそんなところです。

それでは今日も素敵な1日にしましょうね!

keep it real!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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