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停滞した商いを活性化させる「他喜力」とは?

昨日は弊社恒例のイベント「独居老人宅へサンタ突撃」でした。
サンタのコスプレで独居老人宅にプレゼントを持って突撃訪問をする企画です。

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地元の中学校で家庭学習の採点ボランティアもしてきました。
学校内、大騒ぎになった(笑)

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別に売上は出ないよ。

でも、弊社にとってとても重要な位置づけなのです。
それは「人に喜ばれる力」が磨かれるからです。

今日は、直接売上にならなくても喜ばれる活動をすることで、社員の稼ぐ力が磨かれるという話です。

交換が始まる前には関係性の構築がある

今の時代に「喜ばれる力」はとても重要です。
もっと正確に言うと「喜ばれることが嬉しい」と感じる力です。
これを、師匠の西田文郎先生は「他喜力」と呼んでいます。

なぜ他喜力が今の時代に必要かというと、もう商品・サービス自体に差異がないからです。
どこの会社も機能自体は変わらない。
さらに特段、欲しいモノがないと生活者が思っている時代です。

以前のように欲しいモノがたくさんあった時代と違い、商いが活性化しないんですよね。

商いが始まる根本に立ち戻らないといけない。
それは、商売の取引の前にいかに喜びを提供するかです。

戯曲家の山崎正和先生の著書に「社交する人間」という本があります。
その中に、「山の民」と「海の民」というくだりがあります。
山の民はキノコを食べる習慣があり、海の民は貝を食べる習慣があった。
最初に互いが出会い、互いの好物を見せ合った時に、両者は何を思ったのでしょうか?
見た目が不気味だから、お互いに「コイツ、これは絶対に美味いとか言ってやがるが、オレたちを殺す気でいる」と思ったに違いありません。

猜疑心から始まり、後に、社交が始まりお互いがお互いの好物を食べるようになるのですが、それは信頼関係が出来たからです。

じゃあ、どうして信頼関係が出来たかというと、互いにギブし合ったから。
交換が始まる前に好感があった、関係性の構築があったというわけ。

これが根本です。

お客様や仲間の喜びを創造する

今って、山の民と海に民の交換の時代に似ていると思います。
今の生活にある程度満足している人に、新しい提案をするのだから。

その時には、取引が始まる前の関係性構築が重要になります。
取引以前に、好感と信頼をつくる活動ですが、単なる営業活動の領域を超えた「ギブ」が求められると考えます。

あ、今気づいたんだけど「好感」と「交換」って関連があるかも…

その一環が突撃サンタで、同時に他喜力を鍛えることになる。
喜ばせ方を上達させるには、喜ばれることが嬉しいという感覚を養う必要があると考えたのです。
「自分が嬉しいからやる」

モチベーションの根源です。

突撃サンタは特に分かりやすい事例ですが、普段の活動の中でも十分できると思います。
今やっている業務の延長で、ちょっとだけお客様や仲間を心地よく出来ないか?と考えるだけで無数のアイデアが生まれます。

新聞配達をしながら独居老人の安否を見守っているスタッフがいます。
お客様に出す請求書などにちょっとしたメッセージを書き込んでいるスタッフもいます。

簡単なことでいい。

喜ばれる悦びは社長に褒められる喜びと違い、自動巻きのモチベーションを生み出します。
そして、それが停滞する商いの活性化に繋がると考えます。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

また明日。

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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