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企業経営は、欲望を原動力に理想を追い求める活動

魅力的な未来を描く社長は、みんな人間の欲望について熟知しています。
「その未来が実現した時に、自分達が何を手にしているか?」その喜びを魅力的に伝える力です。

それがあるから、社員みんなが「是非、実現したい」と願い、自発的に動くようになるのです。
今日は、魅力的な未来の描き方について、世界的アスリートから学んだコツを書きますね。

自己中心的な欲望を否定しない

人は様々な欲望を持って生きていますが、人によって欲望のレベル、成熟度は違います。

「金が欲しい」
「地位や名声が欲しい」
「人の役に立ちたい」
「自分らしく生きたい」

上の2つは欲望の初期段階で「所有」を満たすことに重きが置かれています。
それが満たされると、下の2つ…自己実現や他者に喜ばれる事が嬉しいという成熟した段階になります。
これ理解している人は、魅力的な未来を描くことができます。
どういう事かと言うと、まだ所有の段階にある人に、「人のため」と言ってもピンと来ませんから、別の段階で伝えるのです。

例えば、僕の親友に、ソウル五輪 女子柔道48キロ級銀メダリストの江崎史子さんという女性がいます。

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10年ほど前に、弊社で子ども向けのイベントを行い、江崎さんを講師として招きました。
その時に、参加者からこんな質問がありました。
「僕は絶対にサッカーでワールドカップに出たいと思っています。ヤル気を高めるにはどうすればいいですか?」と。

僕の予想では「応援してくれる人のことをいつも考える」と言った模範的な回答が出ると思いましたが違かった。

「今から、サインの練習をしなよ!」

スゲー!!
意味、分かりますか?
有名人になった、すごくリアリティあるイメージが出来るじゃないですか?

小学生にとっての現実的な欲求はこういうものだと思います。

自分を中心に、より多くの人の幸せを考えるようになる

企業経営は、理想を現実的な欲望を原動力に追い求める活動だと考えています。
理想を理想で追ったら、そこに生まれるエネルギーは希薄でキレイごとで終わってしまうような気がしています。

そして、欲望は叶えるたびに高度に進化していくものだと考えています。
最初は、自己中の欲望かもしれません。
「オレを馬鹿にしたヤツをギャフンと言わせてやる」
「デッカイ家を建てたい」
「ベンツに乗りたい」
「有名人になりたい」

人は飽きる生き物なので、それが手に入ると次の欲望が生まれます。
人によってはもっと所有したいとなるかもしれませんが、所有だけでは幸せになれないと気付いた瞬間に次のステージに上がるのだと思います。

自分を中心に、より多くの人の幸せを考えるようになる。
自分にできること、自分だからできることで人に喜ばれる活動に進化する。

そうなると事業はより多くの賛同者が現れ、飛躍するものだと考えます。

自分の欲望、社員の欲望をキレイごと抜きに話し合ってみてはいかがでしょうか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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