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広告に書かれている文章の主語は誰ですか

企業が考えていることは広告に出ます。
広告には文章や写真などが使われますが、その「主語」がお客様であるか、自分たちであるかは大きな違いです。

どういうことかと言うと、お客様が知りたいことは概ね「自分のこと」です。
例えば、風邪薬。
よほどのマニアでもない限り成分なんて分からないです。
知りたいのは、どんな効き目があるか?…眠くならないとか風邪のひき始めに飲むといいとか、そういうことです。

だから主語はお客様がいい。

広告の文言の主語で、その会社の考えが分かる

先日、大手家具店が新聞の全面に広告を出しました。
ちょっと前に世間を騒がせた企業ですが、完全に主語が自分たちでした。
「◯◯は前に進みます」「生まれ変わります」「◯◯万点を大放出」
要するに在庫一掃をするということなのですが、全部、自分都合だと感じました、僕は。

ootuka

唯一お客様のことと言えば「お見逃しなく」だけ(笑)

対し、僕が主催する塾生で、レストランを経営する女性のチラシはお客様が主語になっています。タイトルにそれが表れています。

松崎さんのブログはコチラ
http://ameblo.jp/yasuragi-ohisama/

「あなたの知らないサン・やすらぎの使い方」
忘年会のパーティをしませんか?という提案なのですが、お客様が知りたいことが書かれています。
「いつもは家に持ち寄ってパーティをしていたんだけど、片付けが面倒で…」
「子どもと一緒に言っても大丈夫?騒いじゃうんだけど」
「幹事さんも楽しめます!」

このレストランに行くと「自分がどうなるか?」が書かれている。

sanyasu

使っている写真は料理よりも、楽しそうにパーティをしている姿です。
ここ、よく考えていますよね?
幹事さんが知りたいことは料理よりもみんなの歓談ですので、その様子がイメージできる写真を使っているのです。

先日、成果を聞きましたがたくさんの申し込みがあったそうです。
また、来店したお客様がさっそくリピートしてくれた。

僕は、これを見た時に「上手い」というより、本当にお客様の事を真剣に考えているんだなと感じました。
集客のためのテクニックを駆使したわけじゃないんだよね。

「ウチをこんな風に使ってくれると、お客様はこんな体験ができますよ」と。

モノを売ろうとしているか、買ってくださるお客様を創ろうとしているか

多分、件の家具屋さんのキャンペーンにはたくさんの人が来ると思います。
前回も大混雑だったそうだしね。
でも、在庫一掃セールでつかまえたお客様が通常価格の時に来るかと言えば、疑問です。
また、安いからという理由で来たお客様は、そのお店に共感は抱きません。

だから最大瞬間風速的に数字はつくれても、また第三弾を企画しなきゃ続かなくなると思います。

対し、レストランの場合は、提供した価値と店主の思いに触れたお客様は共感を抱き、その後のリピーターになると思います。
これまでもそうだったしね。

この違いは、モノを売ろうとしているか、買ってくださるお客様を創ろうとしているかの違いだと考えています。

モノを売ろうと考えた場合、主語は商品や自社になります。
お客様を創ろうと思った場合、主語はお客様になります。

買って下さるお客様がいるからモノが売れるというのが真理ですよね?

この違いは企業の安定的成長の差に表れます。

企業は常にお客様によって支えられている。
忘れちゃいけない視点だと考えます。

僕自身にもよ〜く言い聞かせましたよ。

それでは今年もあと1ヶ月、今週もがんばりましょうね!

また明日!

 

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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