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社員を育てるのに上司の評価は必要か?

指示ゼロ経営では、部下のやる気を引き出すために評価を行うことをしません。
その理由は、高い評価を受けることに社員の意識が向かうからです。

それの何が問題なの?と思うかもしれませんが、社員の意識は上司ではなく常にお客様に向いていて欲しいからです。

今日の記事は、社員がお客様からのフィードバックで育つ環境を創るという話です。

zirenma

上司からの評価に意識を奪われていたら良い仕事はできない

社員の意識が上司から高評価を受けることに向いているか?それともお客様に向いているか?
それは教員の例で例えると分かります。

今って、教師のエネルギーの半分は保護者に向いています。
僕はPTA会長をやった経験から分かったのですが、先生ってすごく雑務が多いんです。
雑務の多くは、上司と親に提出する書類づくりです。
ここに時間とエネルギーを取られている。
子どもに向けるべきエネルギーが分散されてしまっています。

理想は、保護者と上司が100%、現場の先生を信頼し任せる。
先生は、子どもたちにエネルギーを100%注げる。

これですよね。

そのためには信頼に足る力を持った先生にならなきゃいけません。
また親は、先生と力を合わせ子どもを育てるという主体的な意識が必要になります。

これはビジネスにも言えますよね?

子どもをお客様に置き換える。

お客様に喜んでいただける事に社員のエネルギーと時間が100%注がれるということ。
そのためには上司からどう評価されるのかを気にしていたらダメですよね?

社員を育てるのはお客様に喜ばれた悦び

教員の悦びは、子どもの成長です。
それに勝る悦びはありません。

企業では、お客様に喜んでいただけ成果が出たという事実が社員の悦びになります。
そこに集中することだと考えます。

それには仕組みが必要です。
お客様から客観的なフィードバックをいただける仕組み…お客様の声、感想をいただける仕組みです。
SNSでも良いし、ニューズレターでもいい。

お客様は上司と違って、社員にヤル気になって欲しくて声を寄せるなんてことはありませんから、社員に甘えは生じません。
お客様に対し「なんで褒めて伸ばしてくれへんのやろ?」なんて言う人はいませんよね?(笑)

この仕組が回り始めると、上司の役割は変わります。
評価をしない代わりに、お客様から悦びの声が来たら「すげーじゃん。オレも嬉しい!ありがとう!」と一緒に喜ぶこと、感謝することになります。
同時に、その声は、たった1人の手柄ではない事を確認することだと考えます。
裏方で地道にがんばった社員の存在を浮き彫りにすることです。

評価は上から下へ行われる行為なので、評価をすればするほど上下関係を刷り込んでしまい、依存が生まれる危険性があります。
対し、一緒に喜ぶというのは依存は生まれません。

また、お客様からの声が届かない社員には励ましをすることです。

多くの会社が評価を行う背景に、賞与の査定に必要だという現実があります。
当然、やった人とそうでない人に差がつくのは大切なことですが、それは納得の問題であって、モチベーションには間接的な要因だと考えています。

社員を育てるのはお客様に喜ばれた悦び。
社長の役割はその循環を促すことだと考えます。
評価ではなく一緒に喜ぶ、感謝することが、こと自発性に関しては大切だと考えます。

それでは今日も素敵な1日を!

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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