「社員が仕事をサボるのでないか?」と考える社長の下にはそういう社員が育つ

友人の社長がSNSをもっと活用したいんだけど、仕事中にやることに抵抗があると言っていました。
仕事をサボっていると社員に思われるってことね。

SNSはもはや関係性を作るために不可欠なツールだから、僕は社員が仕事中にスマホをいじるのを歓迎しています。

…ってか、その社長の課題は、実はそういうことではなく、社員がサボっていないか監視する風土があるから、逆に自分もそう思われるんじゃないか?という不安を感じるだのと思いました。

sabori

今日は、人は信頼には信頼で応える、そして信頼できるかどうかは相手ではなく自分の問題だという話です。

人は信頼には信頼で応える

実は、僕もそういう時期がありました。
社員が営業に出た先で、実はパチンコをやっているんじゃないか?といった不信感をいつも抱いていたんです。
だから詳細な営業日報の提出を義務付けたり、スケジュール管理を徹底したんです。

するとどうなるか?
社員は、信頼されていないことを感じ取りヤル気を失ってしまったんです。
さらに雑務が増えることで、やるべき仕事ができなくなる。

百害あって一利なしですわ。

「人は信頼には信頼で応える」
人間関係の本質だと思います。

自分を許せた時に社員を信頼することができる

とは言っても、人を信頼するって言葉でいうほどカンタンじゃないですよね?
なぜ信頼できないのか?
僕はそれを自問自答した時期がありました。

そこで気づいたことは、信頼出来ないのは相手に問題があるのではなく、自分の内面の問題だということです。

例えば、営業中にパチンコをやっているんじゃないか?という疑いがどこから来るかといえば、自分にそういう経験があるからです。
僕にも、サボった経験はあります。
どうしても気持ちが乗らなくて「今日は息抜きをしよう」と仕事から離れることはあります。
人間関係のもつれからヤル気を失ったこともある。

でも、それを「いけないこと」だと思いながらやっていたんですよね。
だから、社員にされると腹が立つ。

そんな気付きでした。

僕は今、気持ちがどうしても乗らない時は半日くらい仕事をサボる方がいいと考えています。
その後のパフォーマンスが良くなるから…というよりも、ヤル気が出ない時はどう頑張っても出ないし(笑)

そう考えた時…自分を許せた時に、社員に対しても腹が立たなくなりました。
そして管理をしなくなりました。

サボっているなと思っても「まあ、オレもそうだし…」って感じね。

会社を悪くしようと頑張っている社員なんていません。
みんな良くしようと思っている。

その基本に立った上で、やる気が起きないことなんて誰にでもあります。
例え、その頻度が多い社員でも、会社が良くなることを本質的に望んでいます。
だから、その本質が発現するようにすることが大切だと考えます。

つまり「信頼には信頼で応える」…その流れをつくることだと。

さて、今日は東京で面白い会議があり、これから出発します。

あなたも素敵な1日をお過ごしください!