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色んな意見や考えを自由に言える風土から自発性が育つ

元気な会社は社員のキャラが立っていると、いつも感じています。
キャラが立つというのは、1人1人が個性的だということ。
個性的な人は魅力的だから、お客様が付き業績もいいし社員の仕事に対するやり甲斐もUPする、それは間違いないですね。

今日の記事は、先日お邪魔した、岐阜の「山本呉服店」で感じたことから、社員の個性が際立つにはどうすればいいか?という記事を書きます。

個性を消されると人間は昆虫の顔になる

管理が強いほど社員の個性は抑圧されます。
以前に聞いた話ですが、昆虫を研究している、とある大学教授が製薬メーカーに講演に行った時にステージから見た社員さんたちが、自分がいつも研究している昆虫に見えたそうです。

みんな同じ顔をしている(笑)

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昆虫の世界には個性は要りません。
ただひたすら集団のために無思考で尽くすだけ。
「個性派ぞろいのアリさん一家」なんてないのです(笑)

「アリの巣のように組織がデカいとそうなるのかな?」なんて言っていましたが、人間はアリと違って個性を持っていますから、個が抑圧されるとストレスになります。

ストレスは創造性の敵ですからね。
お客様に喜んでいただくアイデアが出なくなります。

色んな意見や考えを自由に言える風土から自発性が育つ

山本呉服店さんは、衰退産業と言われる呉服業界の中にあり順調に成長を続けています。
その要因を紐解くキーワードは3つあると、懇親会で話をして気付きました。

1つは女将さんの言葉。
「売上目標は立てていない」
売上を創ることではなく、お客様に喜んでいただくことを目標にしているのです。
お客様が喜んでいただいた結果が売上になるという鉄則を貫いています。

具体的な取り組みの1つは、着物を来て参加するバスツアーを毎月行っているんです。
毎月ですよ!

今や着物は必需品ではなく、どちらかと言えば美術品ですよね?
だから買っても用途がないわけです。
部屋に飾って、「う〜ん、いい着物だわ?」なんて人は一部のマニアです(笑)
その用途がツアーなのですが、そこに参加して特別な体験ができるように、お客様のことだけを考えています。
参加者の中にはリピーターが多く、友人を誘ってくれて、それが新規の客様と出会う機会になっています。

「売上を創る」というのは自分たちのことです。
人は自分のことと他人のことを同時に考えることができない、だからどちらかに集中した方がいいのですが、繁盛している会社は常にお客様を起点に考えています。

もう1つは会長さんの言葉。
「社員にファンがついている」

システム化を徹底して、誰が接客しても均質のサービスが提供できるようにするのが大量生産・大量消費の時代の手法です。
モノの普及を目指す商売です。

対し、お客様の幸せを創造するスタイルの商売では、お客様に寄り添うためには、社員さんに合ったお客様が付き、二人三脚で歩んでいくスタイルになります。

だから社員さんの個性が大切になるわけ。

個性を消さないためには、画一的な管理はご法度です。
それが3番目の理由…懇親会に現れます。

「無礼講」という言葉がありますが、外国人が最も理解できない文化です。
無礼講と言いながら、実際はそうじゃないという意味ね。

でも、山本呉服店さんの懇親会は、本当に動物園状態です(笑)
みんなが言いたいことを自由に言える。
社長に変な気を遣っていないのがよく分かりました。

本当によく喋るし笑う。
1人1人のパフォーマンスが芸人レベルで、こんなに愉しい懇親会は久しぶりでしたよ。

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抑圧が強い会社の懇親会は、普段言えないことを社員の小グループで吐き出し合っています。

指示ゼロ経営は、社長の意の赴くように社員が従順になるものではありません。
文句は言わず問題提起もしない、でも自発的に動くなんてことはないのです。

色んな意見や考えを自由に言える風土から自発性は育ちます。

和服の女性に囲まれ幸せを満喫しながら、そんなことを考えていました。
また行きたいな〜!

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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