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顧客を絞り込む前に、社員を絞り込んだ美容室

みんなに好かれようと頑張ると、結局誰からも好かれないし疲れます。
商売で言えば、その他多数の会社と一緒と思われ繁盛しない。

「誰と付き合いたいか?」それを明確にすることが大切ですが、それは何もお客様とは限らない。
付き合いたい社員を明確にすることで事業が独自化することもあります。

今日の記事は、それを実践している友人と話をしていて気付いたことを書きます。
斬新な発想です。

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お客様のため、ではなく社員のためを謳う会社

その方は、静岡県で美容室を経営する斎藤 融さんといいます。
美容室って差別化が難しい業種だと思います。
広告を見ても、何がウリか分からなく、店名を隠せば区別がつかないですよね。

そんな中で、斎藤さんのお店は主婦を対象顧客に絞り込んでいます。

「主婦のための店」って思うでしょ?
それがちょっと違うんです。
Facebookページを見たら、こんなことが書いてある。

「家庭を持つ主婦美容師さんのための美容室を経営しています」

お客様のため、ではなくスタッフのためと明言しているんです。
斬新でしょ?

そして「家庭を持つ主婦美容師さんのため」というのが具体的に体現されているんです。

営業時間は9時から17時で残業なし。
日曜祝日は休み

大胆ですね〜
斬新ですね〜

普通、営業時間を伸ばすでしょ?みんなに来て欲しいと思ったら。
でも、スタッフの働きやすさを追求しているから、これを守っているのです。

そうすると、お客様もそれに合った方が来るのです。

社員を選ぶことで、お客様が絞り込まれる

斎藤さんのお店には、「ジャニーズ系の若い男子に髪を切ってほしい〜」ってミーハーな主婦は来ないのです(笑)

美容師さんと似たような人が来る。
9時〜17時に来れる主婦の方ね。

感性が同じ人だからコミュニケーションもしやすいと思います。
喜びのツボが分かるから、サービスをあれやこれやと拡大させるのではなく集中できる。
働きやすいし愉しいよね。

そして、これは僕の推測ですが、お客様の気持ちが一番わかるのがスタッフですから、斎藤さんはあれこれ指示を出していないという印象を受けました。
それが自発性を育てているのだと思いました。

美容師の世界は独立する人が多いのですが、それがないからファンがつき経営が安定する。
競争が激しい業界にあって、完全に独自の世界を創りあげていますよね。

「誰と付き合いたいか?」
それはお客様でなく、スタッフで設定してもいい。
おのずとお客様が絞り込まれるからね。

指示ゼロ経営に合った絞り込みのやり方だと思いました。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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