たった22文字の言葉でAmazonからお客様を取り戻した書店

おはようございます。

昨日まで2日間、横浜にいました。
仕事じゃありませんが、おじさん達と旅行をしました。

中華料理、美味しかったですが、ちょっと飲み過ぎました(笑)

凝って複雑になることを避けよう

物事はシンプルに考えるのがベストだと思います。
以前に、サッカー日本代表の岡田武史元監督がこんな事を言っていました。

シンプルに発想すれば、フィールドの真ん中をドリブルしてシュート!!ってのが一番いい。
でも、敵はそうはさせてくれないから色々戦術を考えるのだけれども、複雑に凝らないことが大切。シンプルに発想する。

なるほど〜って思いましたよ。
あれこれデコレーションしたくなりますもんね。

今日の記事は、そのまんま、シンプルに考えようという話です。
特に、組織で取り組む時はどんどん複雑になるから注意が必要です。

自分の頭で、シンプルに狙っていく

事例から学ぶのが直感で理解できると思います。
2つご紹介しますね。

先日、尼崎市の「小林書店」に行きました。
60代(には見えないのだが)の女性が経営する小さな書店ですが、非常によく売ることで有名な店です。
もう、頭の中がグルングルンするくらいの気付きがあり、徐々にブログで紹介したいのですが、「シンプル発想」でもガツンとハンマーで殴られたような気付きがありました。

今って、全国の書店は苦境に立たされています。
Amazonの影響が大きい。
僕も、気になる本はAmazonで買っていますもんね。

おそらく多くの書店が対策を講じていると思います。
僕は、相当に敏腕のコンサルタントでも難しい課題だろうと思っていました。
自社の強み、コアコンピタンスがそうちゃらこうちゃら…ターゲッティングをどうちゃら…

でも、小林さんは、ものすごくシンプルに発想して、Amazonで買っているお客様を取り戻しています。
商店街に保険屋さんがあって、契約してくれた方に本をプレゼントしているそうで、ご多分にもれずAmazonで購入していました。

小林さんは、保険屋の社長にこう言いました。
これが凄い。

「社長さん、アマゾンに何か義理でもあるんですか?」

たった22文字。

Amazonに義理があればしょうがないけど、そうじゃなかったらウチから買ってよ。配達もしているから。値段も同じだし。

痛快なまでにシンプルですよね〜

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傘の理由は…また記事にします

もう1つの事例はディスコです。
都内にあるディスコでは客数減に悩み、色んな改善を行ってきたそうです。

お酒の種類を増やす。
料理を工夫する。
接客をよくする。
音響を充実させる…

でも、社長はそうは考えなかった。

「お客様はディスコにレストラン並みのサービスは期待してない。女性がたくさんいれば盛る。」
これもツボをおさえたシンプルな発想です。

最初から難しく考えていないか?
「◯◯論」「◯◯法」と付くものに頼りすぎていないか?

まずは自分の頭で、シンプルに狙いたい。
特に組織で仕事をする場合、ただでさえ複雑になりますから、こういう思考が大切なのだと考えています。
それでは今日も仕事を愉しみましょう!