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社員をなんとか変えようとする前に、社長がすべきことがある

人は楽しいことには自発的、積極的になり、創造的になります。
成長も早いしね。
だから、指示ゼロ経営の人材育成は、社員をどうにかするのではなく、仕事自体を楽しいものにすることだと考えています。

今日は、そのことについて僕がやっている夢新聞の事例を交えて書きたいと思います。

社員の自発性が育つ3つの要件

夢新聞とは、自分の夢が叶った未来の日付の新聞を、今書いちゃおうというものです。
これまでに4000人以上が参加してくれ、その多くが小学生の子ども達です。

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夢新聞を始めた当初、悩んだのが、僕は教員ではないので子どもに教えるということができなかったことです。
言うことも聞かないし(笑)

そこで身につけた極意が恐怖政治です(笑)

「おっさん、怒らせると怖いよ」

でも、それで効果が出るかといえばそうじゃない。
大人しくはなるんだけど、意欲も覚えもすごく低下するんです。

同じことをやっている企業もありますよね?

そこで3つの要素を導入しました。
1つは、夢新聞を書く目的です。
「書くとどんな良いことがあるのか?」という事を説明するようにしました。
「キミたちが書いた夢新聞を見て、一番喜ぶのはお母さん、お父さんだよ!しっかり書いて見せようね!」という事を説明します。

2つ目は、楽しさの導入です。
夢新聞を書く作業が進む度に、カードを渡すようにしました。
カードは4つあり、揃うと「何かが起きる」のです。
(企業秘密です 笑)

IMG_7378

3つ目が「教えない」ということ。
一方的に聞いた話は頭に入らない、自分から情報を取りに行った場合、学習効果は格段に高まります。

そこで、レクチャーの代わりに「指令書」なるものに夢新聞の書き方を書いて渡すようにしました。
「ここに書き方が書いてあるから、しっかり読んでね!」って渡す。

この3つの要件を取り入れただけで、信じられないくらいに積極的・意欲的に取り組んでくれるようになりました。
で、夢新聞の完成品のレベルも格段に上がった。

さて、これらの要件を企業にも導入しようという話です。

創造性が要る時代の人材育成

子どもと違って、大人は働くのが当然なので「働く目的」なんて今更確認しない事が多いと思いますが、ここが重要です。
そして、それは人によって違います。
名を上げたいという人もいれば、家族のためにという人もいますし、自分を活かして社会に貢献したいという人もいます。

どんな動機であれ、僕は、「それを、あなたの個性を活かして実現しよう」と伝えています。

そして、楽しさですが、本来仕事は楽しいものです。
醍醐味はなんといっても、何かしらの意図をもって企てて、その通りに実現した時って快感ですよね?
「これとこれとこれをやったら、こうなる」というシナリオを描き、それを進めていくのはゲームと同じ楽しさがあります。
だから、「シナリオづくり」を社員が参画して行うことが大切になります。
社長が1人で作るのではなくてね。

で、ここまで整えば、あとは「じゃあ、具体的にどういうやり方があるのか?」って話ですが、そのスキルは世の中にたくさんあります。
セミナーでも書籍でも。

夢新聞で言う「指令書」です。

それを自分で選んで学びに行く。

細かいことを言えば、この他にもありますが、基本要件は3つだと考えています。
一方的に指示・命令した場合、やることが単純作業なら問題は少ないと思いますが、創造性の要る仕事の場合、気持ちが前に進めるように、仕事自体を楽しいものに変える方がいい。

人材育成は、人を変えるのではなく、人が本来持つ才能が活きる環境を創ることだと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

また明日。

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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