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変化が激しい時代にトップダウンで指示を出していたら現場が疲弊する

勉強家の社長に多く見られる悩みがあります。

「オレが頑張って良くしようとしているのに、社員がついてこない」

セミナーに参加して良いアイデアを思いついて社内に導入しようとすると…
「また、社長、違うこと言い始めた…」って感じね(笑)

でも、変化が激しい時代なんだから当たり前ですよね?
やってみて上手くいかなかったらやり方を変えるのも当たり前。

でも、それを社長の指示・命令でやったら現場は疲弊します。

今日は変化の時代に事業を継ぐことが多い2代目、3代目社長が、変化に強く対応できる組織をつくろうという話です。

改善で業績が良くなるステージが終わった業態が多い

企業も商品も、どんなものにも栄枯盛衰があります。
例えば、携帯電話が分かりやすいんですが、総務省が公表しているデータに「携帯電話の普及率」があります。

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キレイにSの字を描いていますが、これが世に言う「成長曲線」です。
最初はなかなか伸びないのが、あるポイントから急激に成長する、そして成長が鈍化するというものです。
これは宇宙の法則と言ってもいい。
人間の成長だってこんな感じですよね?

携帯電話って、出始めの頃って「それ、弁当箱?」ってくらいデカかったですよね?(笑)
それが改善を繰り返し、より小さく、より軽く、より早く、より安く、より便利な機能が付きました。
順調に成長していく時代は、何をすれば良いか?が明確で、それ故にトップダウンが有効でした。
でも、成長が鈍る時って、もうこれ以上改善をしてもお客様は「よう分からん」ってなる。
寿命が近づいているってことです。
何が正解かがわからない時代ですから、やってみて改善しての繰り返しが求められます。
今、多くの企業がこの状況にありますよね。
変化のサイクルが早くなってきているから、それをトップダウンで指示を出したら現場が疲弊するのはとうぜんです。
それに対応するには、変化に「自ら」素早く対応できる組織づくりが必須になります。

社長が決めることと社員が決めることが合わさって1つのシナリオになる

社長に振り回されると現場は疲弊します。
それを防ぐためには2つの方法があります。
1つは、社員のケアを行うことです。まめに声をかけねぎらうこと。
でも、それをしないと維持できない組織は強いとはいえませんよね?
社長の負担も増えます。

そこで、もう1つは、振り回されるのではなく、社員が自ら変化をつくり出す側にまわることです。
振り回されるというのは、他人が決めたことに従うから起こることで、自分で決めた場合それはありません。

決めるポイントは「何をやるか」「どうやってやるか」
自分の仕事が決まっている場合、それをどうやってやるか?…やり方を自分で決めることです。
今の時代にように、新しい事にチャレンジする場合は「何をやるか?」の決定に社員が参画することが大切だと考えます。

大きな方針とビジョンは社長が決めます。
それを受け、ビジョンの実現のためには何をすれば良いか?そこに社員が参画することです。

例えば、「既存客を大切にして、流出を防止する」という方針があった場合、そのためのアイデアをワークショップで出してもらいます。
そして、アイデアを出した人が実行者になり仕事を進めてもらうのです。

変化を自分でつくり出すから主体性が出ますよね?
さらに、途中で課題に直面しても、自分が決めたことには改良に積極的になります。

社長が決めることと社員が決めることが合わさって1つのシナリオになる。
そんな仕事づくりが大切。
そう考えています。

変化が激しい時代は、組織の体制も変わってくる。
時代はますます自律型組織を求めるようになったと実感しています。

それではまた明日!

 

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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