*

それでもまだ社員を「アメとムチ」で動かしますか? 〜新しいヤル気の発生源〜

先日、留学生を対象に夢新聞を行いました。
中国、ベトナム、スリランカ、ネパール、フィリピン、台湾。
合計、57名の学生。

あ、休憩室で準備をしていたら、普通に話しかけられたわ。
顔が濃いもんでね(笑)

IMG_6890

彼らの夢の多くは「豊かになる」というもの。
今、日本人でそういう夢を描く人はほとんどいません。

今日は、豊かになった日本人が何に情熱を燃やせるか?について書きたいと思います。
賃金以外の「何か」が会社にあるか?という話です。

まず十分に食うことから始まる

彼らが日本に来た理由は明白です。
「物質的に豊かになりたい」ってことです。
すごく分かりやすいし純粋だし情熱的だし、そして貪欲。
そうなりたいという強い願望をひしひしと感じました。
それは夢新聞の書き方にも現れます。

自分の憧れはさておき、一番、物質的に豊かになる手段を夢にしている人が多かったと思います。
何の会社かは分からないけど、とにかく社長になるとか。

他にも、夢新聞には、自分の夢・目標が実現した様子とともに、それが実現したことで誰が喜んでくれるか?を書きます。
別に道徳の話じゃない、っていうか、道徳を語るような生き方はしてないし、僕は(笑)
純粋に、自分の内面に湧き上がるワクワク感を感じ表現することで、自分だけの道を探る事を目的としています。

で、彼らの多くが、自分のことは書くけれど、喜んでくれる人の事は書きませんでした。
それは薄情だとか利己的と言ったものではないんです。
豊かになりたいと切に願っているのだと僕は感じました。

これまで社員を動かしてきた動機付けが機能しない時代

対し、ほとんどの日本人が物質的な豊かさを手に入れてしまいましたよね。
だから、ニンジンをぶら下げても動かないのです。
それは夢新聞に如実に現れます。
「自分が本当にやりたいこと」「人に喜ばれること」が多い。

社会的地位の向上や物質的な豊かさのことを書く人が少ないんだよね。
大人だけじゃなく子どもも。
こりゃ時代が変わったなって思いますね。

そこで企業に目を向けると、社員は何に情熱を燃やして仕事をしているのか?って話です。
情熱を燃やす何かがあるか?ということ。

出世にも興味が無い、やればやっただけ給与が増える賃金制度も機能しない。
これまで給与を増やすためにやってきた仕事が成果が出なくなってきている。

だから、向上心を刺激する動機ではなく「やらないと大変なことになる」「豊かさを手放したくないだろ?」といった、後ろ向きな動機付けになっちゃうんだけど、それって「追われる発想」だから鬱も増えるわけだと思います。

ニンジンで動くのは馬かウサギだけになった(笑)

動かさなくても、動きたくなる
ヤル気スイッチを上司が押さなくても、勝手にヤル気になる

環境自体をそうすることが求められているんじゃないかな?と考えます。

ヒントは夢新聞に書かれているようなこと。
自分の個性や特性が活きて、お客様や仲間から必要とされて、それで成果が出る仕事。

キレイ事が現実論になった。
そう思います。

そして、それこそが、心の豊かさを求める生活者の欲求に応える、創造性の高い仕事に繋がるのだと考えています。

豊かさの定義は違えど、留学生の彼らの様に、希望と夢を持ってハツラツと生きていきたいですね。
幸せになるために生きているのだから。

それでは今日も、愉しみましょう!

 

 

 

The following two tabs change content below.
米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存
  • LINEで送る
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知をメールで受け取ることができます。

読者登録はコチラ

文字サイズの変更

標準 拡大
  • twitter
  • facebook
  • google
  • feedly
  • livedoor
  • rss
責任は「取るもの」ではない「果たすもの」である

仕事に責任はつきものです。 誰だって無責任な人は嫌いですよね? 「言っ

あなたが情熱を感じてきた事が、あなたの事業の未来を形づくる

「◯◯すべき」という言葉が多い会社は窮屈で自由な発想が生まれません。

現場のことは現場で解決する…主体的な現場を創るための社長の心得

企業でよく「末端」って言葉を使いますよね? 「末端の人たちの仕事」なん

何屋といったカテゴリーに縛られず「自分の表現の場」と考えると道が拓ける

タウンページにある業種のカテゴリーが役に立たない時代になったと実感して

変化に素早く対応できるチームにしたければ役職は決めない方が良い

何かをやろうと思った時に、すぐに実行に移せる会社は強いです。 成果は行