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No.2社員とは、一番忠誠を誓う社員でも、一番仕事がデキる社員でもない

おはようございます。
まるで梅雨のような空模様が続きますね。
これじゃ、お花見ができないよ…

さて、今週1本目の記事です。
僕が会社を継いだ時に、ある先輩経営者から「早く右腕をつくれ」とアドバイスを受けました。僕は、そのアドバイスを真に受けなくて良かったと思っています。?今日は、2代目、3代目の後継社長は、No.2はつくっても、右腕は作らない方が良いという話です。
ただし、自律型組織をつくる場合ですが。

右腕よりNo.2を探す

僕が「右腕」という言葉に違和感を感じた理由は、「オレのものか?」ということです。
その名の通り、右腕は自分の意のままに動かせるものでしょ?(右利きの人は)
英語でも「right hand」というらしい。
これを強権的に使うと、コキ使った挙句に、尻拭いもさせる、なんてことになりそう(笑)
どこかに漂う「最も忠実な部下」というニュアンスに違和感を感じたのです。

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それは謙虚という類のものではなく、リーダーの指示・命令ではなく自ら考え行動する自律型組織には向かないという実務的な考えから来たものです。

2代目、3代目の後継社長は、継いだ時は親父さんの古参社員ばかりで、自分の思うように行かないという悩みを抱えます。
そこで、自分で採用した社員を右腕に置きたくなるのですが、それよりも、既存の古参社員の誰かに「No.2」になってもらった方が上手くいくと思います。

右腕ではなく「No.2」です。

社員は、社長ではなく仲間の行動を見て判断する

「No.2」とは、序列的に2番目という意味ですが、何の序列かといえば、ここ重要なんですが、仕事がデキる順ではなく、部下の中で一番最初に社長の考えに賛同して「一緒にやろう」と決断して行動してくれた人を指します。

仕事の質は高くなくてもいい。
一番最初の共感者を言います。

それは出来れば、親父が育てた社員の中から出るのが理想です。
彼の役割は、一番最初に新社長と一緒に踊りだすというもの。
多くの社員は、社長ではなく同じ立場の仲間の行動を見て、自分の行動を決めます。
だから、影響力のある古参社員がその役をやってくれたら、組織は新しいムーブメントに向かい動き出します。
最悪なのは、影響力の強い古参社員が、新社長に反抗することです。
そうなると、せっかく入れた新しい社員もそちらになびく危険性があります。
もちろん、その他の古参社員もね。
新社員は、社長の期待を受けて入社しているから、両者の板挟みにあい、立場がなくなり退職してしまうこともあります。

僕が先代から継いだ時に一緒に踊ってくれたのは、当時70歳手前の手塚さんという方でした。
正直、新しい感性にはついてこれませんでしたが、彼の姿を見て、既存の社員も新しく入った社員も同じ方向に向かってくれました。

ここで僕は大きな過ちを犯してしまったのですが、それはまたの機会にご紹介します…

右腕ではなく、No.2を探す。
No.2は仕事のできる順ではなく、一番最初に社長の掲げるビジョンに共感して、一緒に踊ってくれる社員です。
彼にフォロワーがつく。
すると、そのフォロワーの中から、No.2よりも仕事のできるヤツが生まれてきます。
それでも、No.2はNo.2なのです。

あ、あと非常に大切なことは、先代社長を否定しないことです。
それをしたら古参社員の中からNo.2は生まれませんからね。

さて、雨の日が続きますが、今週もがんばりましょう!

また明日。

 

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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