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組織が思考停止状態に陥る2つの原因と対策

おはようございます。

まずは「あるある」な話から。
友人数名と、見知らぬ街を歩いていて、全員が全員を頼って目的地とは全く違う方向に歩いていた、なんて経験はないでしょうか?
誰かが「こっちの方向でいいんだよね?」なんて言い出して、全員が「知らん」ってなる。
あるある、でしょ?

これが経営だとしたら怖い話で、これに近い状況は現実的にあります。
今日は、思考停止状態の組織は、「みんなで地獄にまっしぐら」になる危険性があるという話です。

集団は多様性と独立性が確保されると賢くなる

「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がありますが、これは集団の賢さを表しています。
指示ゼロ経営の基本思想ですが、僕はこれを自分のセミナーでも活用しています。
グループワークでアイデア出しを行うのですが、これが抜群に楽しく成果が出ます。
そして、同時に、ワークのやり方も学べるプログラムになっているのですが、そのワークを自社でやると上手くいかないという相談を受けることがあります。

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その原因が、冒頭の「集団迷子事案」と同じなのです。

集団が賢くなる要諦は2つあります。
1つは、1人1人が独立していること。つまり、人に流されずに、自ら考え自由に発言ができる環境であることです。
もう1つは、多様な考え、経歴を持った人がいるということ。
「多様性」と「独立性」の2つ。

だから、新卒ばかり採用して自社の色に染める企業は、多様性に欠けるから創造性が乏しくなりやすいのです。
一枚岩となって、決められたタスクを積み上げる成長期のスタイルでは有効だけど。

多様性よりも独立性の確保の方が難しい

独立性は「人に流されずに、自ら考え自由に発言ができる」ということですが、これができている企業の方が少ないと思います。

阻害する要因は2つあって、1つはリーダーの支配的統制があること。
どこかの国を見れば分かりますよね?
もう1つの要因は「村社会」になっていることです。
人と違ったことをしづらい、出る杭を打つ風土、発言がしづらい…
そうした集団ですが、これってたまに見受けられますよね?
リーダーによる支配はないけれど、みんなで監視し合う集団です。
これは暗黙のルール、つまり風土の問題なので改善には時間がかかります。

改善のキッカケは問題発生です。
冒頭の例で言えば、みんなが思考停止状態で歩いていたら目的地には着かない。
そうなると、誰かが口火を切るでしょう、「おかしくない?」って。
じゃなければ延々と歩き続けることになるから、でもそんなことは絶対にない。
そうすると、スマホに長けている人は検索するし、初対面の人とのコミュニケーションに抵抗がない人は地元の人に聞くとか、解決のために独立した行動を取る人が出ます。
自然発生的に。
そして、その行動を補佐する役割も自然発生的に出ます。
こうして単なる集団が、組織となるのです。

問題の程度にもよりますが、基本的に自分たちで考えてもらうために、リーダーは見守ることが大切です。

そして自律的に動いたら、リーダーが「オレたちの組織は賢い」とメッセージを送ることで組織の体質改善が行われます。

集団は目的を持つと賢くなる、問題発生を通じ成長する。
それを信頼できるかどうかだと思います。

それでは今週もがんばりましょう!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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