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大概のことは社員が自分たちで考えれば解決できる

おはようございます。

3月の最終日、明日から新年度が始まりますね。

さて、今日の記事は、社員(人)は思考を放棄さえしなければ大概のことは自分で解決できる、それができないのはリーダーの関わり方に原因があるという話です。
「なんで自分で考えないんだ」と嘆く前に知っておきたい事実です。

相手が考える前に答えを出していないか?

ちょっと前の記事で紹介したのですが、和歌山県の野上小学校で夢新聞教室を行った時の話です。この学校は先進的に「学び合い」という学習法を導入して成果をあげています。
教室の一番最後に子どもたちが1人1人、全員の前で夢の発表をしたのですが、その中で1人、上手に発表ができない男の子がいました。
普通だと、そういう時にザワザワしたり「早くしろよ」とヤジを飛ばす子もいるのですが、このクラスは、「その時に自分がすべきこと」を自ら考え行動していました。

ある子は黙ることが自分がすべきことと判断する。
隣の子は発表の仕方を教える。
また隣の子は「がんばれ」と応援する。

素晴らしいと思い、とても感動しました。

IMG_6324

さて、前回この件を記事に書いた時には気付かなかったのですが、先日メンバーと話をしていて新しい気付きを得ました。

それは、その子が発表できずに黙りこんでしまった時に、先生が一切介入しなかったことです。何も言わない、何もしない。
普通、職務を放棄したと思われるかもしれませんが、学び合いの世界ではそれが正しいあり方なのです。

だって、先生が介入しジャッジした瞬間に子どもたちは思考しなくなるからね。
子どもたちも先生に指示を仰ぐことはしません。

僕は、親でも教師でも、そして経営者でも、相手が思考する前に答えを出してしまうケースがものすごく多いと思っています。

思考を自分で立ち上げる習慣を身につけさせる

社員が考える前に答を出すと、当然ですが社員は思考しない癖がつきますよね。
思考しないから何かあった時に、すぐに上司に指示を仰ぐ→そうすると上司は自分が頼られていると感じ、はりきって指示を出しちゃう→さらに思考しなくなる→指示を出す。
その悪循環が思考しない組織に陥る典型的なパターンです。

最初はじれったいかもしれませんが、社員から何か訊かれた時に答えを出さないことだと考えます。
「どうしたらいいかね?」とか「僕よりもキミの方が詳しいんじゃない?」と頼りない演出ができたら最高だと思います。
自分を落とす勇気が必要だけど(笑)

思考習慣がない社員の場合、課題にすら気付かない事がありますよね。
社長は気付いているからイライラしちゃう。
僕は、その場合は「これでいいのかい?」と問を出すことが最善の策だと思います。
何が課題かは言わない。
意地悪なのです(笑)

思考習慣は、思考を自分の意志で立ち上げることから始まります。
まあ、本当にじれったいけれども、長期視点で見れば「教えない」「答えを出さない」「指示を出さない」ことが効率のよい人材育成に繋がるのだと考えます。

その前に「自分は何でもできる」という意地を捨てることですがね。

それでは今日も素敵な1日を!

僕はこれから盟友、勝村大輔のセミナーに参加します。

また明日!

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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