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社会は改良の時代から創造の時代へ移り変わっている

先日、とある高校の校長先生と話をする機会がありました。 女性の校長で、すごく社会の変化に敏感で、それに合わあせた教育を考えている方でした。 ひとことで言うと「創造できる人材を育てる」 今日は、豊かさを手にするとそれを守ろうとしますが、おそらくは守りきれないという記事です。 特に2代目、3代目の後継社長は、今の事業を守りながら、エネルギーを創造に向けないと衰退してしまうという話です。

新しい時代に向けての脱皮が始まっている

アメリカのデューク大学のキャシー・デビットソン教授は2011年に次のような未来予測を発表し話題になりました。 March_Davidson-profile-feature

2011年度に小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう。

非常に大胆な予測ですよね。 でも、僕はそうなるんじゃないかと思っています。 技術の進歩により産業構造が変わるということもあると思いますが、社会が成熟して次の時代へ向けて脱皮する時期に差し掛かっていると考えているからです。 僕はPTA関係の講演会で必ずこの話をします。 私たち親世代が育った時代は、経済が順調に成長する時代でした。 だから思考がその軌道に上手に乗る、というもので、大きく安定した企業に就職したい、そのためにはいい大学に入りたいという考えを持った人が多かったのです。 その時代には「改良」が得意な人材が活躍しました。 その常識で子どもの未来を考えると危険だと考えています。 冒頭の校長先生のような思考が求められるんじゃないかな? 創造ができる人材が求められるのだと思います。

今あるものを活用し、新しいものを創造する

企業経営も同じで、創造できる人材が必要です。 多くの後継社長、これから代替わりをする後継予定者の方は、特にそれを感覚的に感じていますし、危機感も持っています。 でも、先代、あるいは現社長が成長期の人だから、新しい時代の波に乗れないで苦しんでいる。そんな方が多いと思います。 1つの時代の波に乗って成長した今の状態を守りながら、創造していくのだから至難ですよね。 僕はその時に必要な思考は、改良でもゼロからの創造でもなく、今あるものを活用して新しいものを創造する思考だと、経験上考えています。 売上を上げなければならないというプレッシャーに巻き込まれると、「今ある商品をもっと売る」という従来の延長線上での思考に結局、落ち着いてしまいますよね。 一旦「◯◯屋」というカテゴリーを忘れて、自社の持つ商品・サービス、施設や設備、人材、才能などの資源を使って、誰かを幸せにできないか?喜ばれる形はないだろうか?と想像することだと考えます。 生活者の欲望が次のステージに上がる時代、「守る」という発想ではない、新しい創造の作法があるのだと思います。 それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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