夢は追いかけるものではなく、ともに生きるもの

おはようございます。

僕の取引先では大きな人事異動があり、業界再編に向けた動きが活発化しています。
何を変えて、何を守るのか?大切にしたいですね。

さて、今日は、僕がやっている夢新聞の活動から「夢を叶えたければ、夢を追うな」という記事を書きます。
創造性が求められる時代に、夢の持ち方を間違えると上手くいかない危険性があるという話です。

夢新聞は夢をかなえるためのツールではない

夢新聞はこれまでに3060人が参加しました。多くが子どもですが、ビジネスパーソンやシニアの方、福祉関係者も参加しています。

夢新聞ってこういうもの。

写真-(50)

未来の日付を入れて、夢が叶った様子を絵と文章で表現します。
文章は全て完了形で書きます。
夢が叶うまでのプロセスを書き、実現した時に「誰が、どんな風に喜んでくれているか」を書きます。
これを見ると、よく出来た成功哲学ものだと評価してくれる人がいるのですが、僕はそういう意図でやっているわけではありません。

最初、参加者の方は新聞を作ると聞くと「難しそう」って言うんですが、やってみると夢中になるんです。
そして、新しい自分を発見する…じゃなく、正確には自分を思い出すのです。

夢新聞がいわゆる成功哲学ものじゃない所以があります。
よく「夢は見るものじゃねぇ!叶えるものだ!」と言いますが、僕たちはそういう考え方は持っていません。
別に夢が無くてもいいとさえ言っています、毎日が充実していればね。

それは、夢に対する定義が違うからです。
僕たちは夢の定義をこう考えています。

「自分にしかできないこと、自分だからできることで、人に喜ばれる生き方、そのもの」
「自分が活きる生き方」を明確にするツールが夢新聞なのです。

自分の内面から湧き上がるワクワク感に耳を傾ける

僕は、すべての人には特有の「才能」があると信じています。
才能というと、限られた人だけに備わった能力というニュアンスがあるので、最近では「特性」と呼んでいます。
例えば、「中立的である」「人と関わるのが好き」「人の気持を察する力」「人をプロデュースする力」…など、職業名ではない特性です。

これが意外と本人が気づいていないケースが多いのです。
僕もそうですが自分のことは見えないですからね。

それを発見する方法は各種あると思いますが、有効な方法の1つに、「湧き上がるワクワク感をキャッチする」という方法があります。
それをしている、あるいは過去にした自分を想像するとワクワクする、それをしている人に強い憧れを抱く、そういった感情が起こるのは、自分にもその特性がある可能性があるのです。

それを夢というカタチで探るのです。
夢は夢のままだと実現はしません、目標にしないと。
でも、夢を叶えるためのツールではないので良いのです。
現実的な制約のある目標ではなく、夢という自由度の高いカタチで描くことで、自分の特性が発見できるのです。

創造性の高い企業にしたければ、社員個々の特性を活かす

今、そしてこれからは創造性の時代です。
創造性は、ディープに集中して愉しんでいる時…「フロー」の状態で発揮されます。
フローに入る要件の中に、自分の特性に合った活動をする事があります。

特性とは職業名ではなく、繰り返し現れる思考や感情、行動のパターンで、それを今の職業に活かすことが重要だと考えています。

だから、自分が活きる生き方を探すという表現を使っているのです。

指示ゼロ経営の米澤が、なんで夢新聞をやっているか、お分かりいただけましたか?
指示ゼロ経営と思想が同じなのです。

自分が活きる生き方は、結局、その人の意志でしか実現しません。
自ら考え、判断し、行動する…
その繰り返しから、社員個々の生き方が生まれ、それが企業の創造性を生み出すと考えています。
最後に、ちょっとだけ宣伝です。
夢新聞協会では、自分の地域で夢新聞教室を開催してくれるパートナー講師を募集しています。
協会の講座(僕が講師です)を受けていただき、地域の夢の拠点、感動の拠点となってくれる方を募集しています。
親子で参加する夢新聞は、最後のクライマックスで親子で涙を流す、とても感動するものです。
夢新聞を通じて、自社が地域コミュニティーの新しい拠点となることで、関係性ができるので、ビジネス的なメリットも非常に大きいですよ。

4月に行われる講座は、残り4席となっています。

詳しくはこちらを御覧ください。
https://2c8fc97cb2261fd52e34236c39.doorkeeper.jp/events/21649

それでは素敵な週末をお過ごしください。
また明日。